文豪台無し
- 作者: 谷崎潤一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/02/02
- メディア: 文庫
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- 作者: 谷崎潤一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1969/08/05
- メディア: 文庫
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明晰で五感に訴える美しい文章が良いという彼に、私からは谷崎潤一郎の「刺青」と「春琴抄」をすすめることに。
ただ、そのときに言った一言が余計だった。
「谷崎潤一郎の文章は官能的なまでに装飾が施されて本当に美しいよ。でもね、彼どMで作品からもそれダダモレだから引かないようにね。」
それを言った瞬間に、同僚の目が輝いたことといったら!
その後さらに「刺青」の文庫本収録の短編「少年」のあらすじを話すと(確か、主人公が美しい姉弟と奴隷ごっこをする話と説明した)
「ぜひ本を貸して欲しい」とまで申し出てきた。
「刺青」や「秘密」、「春琴抄」のような谷崎潤一郎にしか書く事の出来ない圧倒的で妖しく美しい世界が好きです。
本当に尊敬しております。
読者獲得には貢献したけど、大家のイメージを大幅に損ねちゃったかも。…どうしよう。
ちなみに、私は以前にもジェイン・オースティンの「高慢と偏見」を
「ツンデレ×ツンデレのラブストーリーで、ダーシー氏はイギリス文学史上初の男の萌えキャラ」と説明した前科を持っておりますorz