伝説の女形+メガネ

最近のメガネ男子が「メガネ姿がステキな男子」ではなく
「ステキ男子がメガネをかけているところ」を選り抜いているだけという反省に基づき。

本日のメガネ男子32人目、この方も大きなくくりではアジアエンタメ界の一員でしょう。
伝説の女形梅蘭芳

梅蘭芳 - Wikipedia

手前の女性は、京劇女優の孟小冬。彼女は宰相や皇帝など年輪を重ねた男性役を専門に演じ(老生)、
「男よりも男らしい」と讃えられていました。
舞台で女性を演じる男性と男性を演じる女性が本来の性別に戻って撮ったという、ちょっと倒錯していて面白い一枚。
二人は惹かれあい、孟小冬は梅蘭芳の第三夫人になります。しかし、種種の原因から5年ほどで二人は別れ、
以降同じ舞台に立つこともなかったといいます。
その後、孟小冬はオールド上海のマフィアの大ボス、杜月笙の妻になるという波乱の生涯を送ります。

ちなみに、上記リンクにもありますが、梅蘭芳は戦前の日本で非常に人気があったそうで、
岡本かの子の「老妓抄」という作品には主人公の老芸妓が若い頃梅蘭芳に惚れ、
馴染み客の富豪(梅蘭芳のプロモーター)に「いくらかかってもいいから一度のおりを作ってほしい」と頼んだエピソードがあります。
今のヨン様現象とかのはしりかしら?