Shinhwaカムバックに寄せて

ここの所、shinhwaカムバックの知らせを聞いて、
5年間忘れ去っていたはずの「神話熱」がぶり返してきてちょっと驚いている。

つらつら昔の映像やら記憶やら引っ張り出してきて気がついたことだけど、
神話は今まで、韓国芸能界にとても多くの革命的変化をもたらしてきたグループだと思う。

アイドルグループで5年以上活躍し続けたものはいないという、いわゆる「5集の壁」を破ったこと。
メンバーの誰一人欠けることなく、移籍・独立を成功したこと。
グループの活動を続けながら、メンバー個々がソロでも音楽活動を行ったこと。
歌手、俳優、司会者の住み分けがきっちりしていた韓国で、歌手だけでなく俳優、MCでも成功を収めたこと。

それは韓国で初めての国民的アイドルグループだったHOTや初めて日韓両方で成功を収めた東方神起みたいに
誰の目にも分かるような劇的な変化ではないかもしれない。
けれど、大きな流れの中で見るともたらした変化の意味はとても大きくて価値のあることなんじゃないだろうか。
特に、彼らの後進ともいえるたくさんの歌手やアイドルグループにとっては。

カムバックが成功してもうひとつの韓国芸能界の「常識」、
「兵役後に戻ってきて成功を収めたグループはいない」をぶち壊してくれることを祈ってる。

言い方は悪いけど5年で使い捨ての韓国アイドルの今の状況を見直すきっかけになってくれればいいな。
(たぶん、韓国芸能界名物「過労死寸前の過密スケ」って、「賞味期限があるうちに使っとけ」ってとこから来てる発想だと思うので)